家を建てる

こんな地盤には注意

家づくりを始める前に、自分が家を建てようとしている土地の成り立ちや特徴を知っておきましょう。

もともと高台で、固い地質を持つ地域でも、宅地造成などで人口的に地盤を改良したために、軟弱地盤となってしまう土地があります。例えば、もとの地盤を切り取った「切土」と、「盛土」が 混在している土地などは注意が必要です。

このような土地では、切土と盛土で地震時の揺れ方が異なり、建物にねじれが生じることがあります。また、盛土が多いと土の重さで沈下しやすくなります。一部を埋め戻した土地の固め方が不十分ならば、地盤が不均一に沈下する「不同沈下」の可能性もあります。

さらに、地下水位が高い地盤も注意したい。水位の下降や上昇で建物の沈下や浮き上がりが起きる可能性もあります。このほか、砂質地盤では、地震時に地盤が液体化する「液状化現象」が危惧されます。

地盤は、見た目の形状だけでは判断できません。個別に現地調査を行うことが大切になります。日本の地形は大まかに、山地、丘陵地、大地、低地の4つに分類でき、地形に加え、地質の違いによって、地盤の強度が推測できるので、国土地理院が発行している「土地条件図」から知ることができます。

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